Message代表挨拶

望月 真也

株式会社M.O.E. 代表取締役

望月 真也

横浜理容美容専門学校

美容師という業界は良くも悪くも『こうでなければならない』『こうあるべき』という昔ながらの固定概念が強く残る業界です。
決してすべて悪い訳ではないですが、
そういった風習で本来美容師を志ざす若い人達が働き方によって、美容師を目指しにくくなっている事も現実的な問題です。


グループサロンでは、いまだにそのグループでの教育手順というのがあらかじめ決められておりそれに合わなくて辞める・挫折するという方も多い事が現状だと思います。実際に、僕自身も教育者に当たる方がカリスマ美容師時代のバリバリ体育会系の教育方法でかなり苦労しましたし、挫折もして今に至る点から、



自分の本当になりたい美容師を目指してほしい
という思いで会社の組織作り・教育を行っています。

一日一回自分に打ち勝つ
  達成感が自分を育てる

神奈川を中心に店舗展開するフラミュームは現在、設立二年で八店舗まで拡大。将来はホールディングス化を目指しています。
現在はその投資期間と捉えています。
今の幹部クラスは【ティーチング】はできるけど【コーチング】ができない。
若手スタッフを導くために上層部を育てないと、店舗拡大もできません。

若手が一番頼りにしたい店長、マネージャーをまず育て、きめ細やかに若手の成長を支えていきたいと思っています。
出店スピードを加速させているのはスタッフに希望を見せるようにすることから
「短期的な目標をクリアし、結果を残している人が身近にいると目標にしやすいし、自分の夢も明確になる」と認識してもらう為です。

現代の若手美容師は、知識の幅が狭いと感じています。
長く美容師を続けるためにはトレンドだけを追いかけてはいけない、消費者目線で施術のできる美容師になってほしいと考えています。

「別のお店へ移ることになっても偏ったお客さまだけを相手にしているだけでは、経験者とは言えない」。

女性のヘアトレンドは移り変わっても、女性の年代別の髪の悩みはほとんど変わらないです。
長くお客さまに愛されるためには知識力と提案力が必要で、それには幅広いお客さまの施術経験が必須になってきます。

二十代で美容師これから美容師になろうと美容学校に通う学生の方、他サロンで現在の活動中の方
何かをやり遂げたという達成感を二十代の内に味わった方がいいです。

自分で掲げた目標をクリアする。無理にでもやり遂げれば、その達成感や馬力は三十代に踏ん張りとして現れ、後輩の指導にも役に立つ。その爆発力は二十代にしか出せない力です。

一日一回、自分に勝てばいいんです。それは些細なことでいい。
例えば、朝起きる時、眠くても二度寝しない。二度寝してしまうと罪悪感が残るけど、頑張って起きたら清々しい気持ちで仕事に行ける。そんな些細なことでも繰り返して自分に打ち勝つことを癖付ける事で、自分自身の一日の流れも変わりますし。

あとは、十年後、二十年後の自分を見据えてみてください。
長期的な自分を想像できれば、今何をやればいいかが見えて、時間の使い方も変わってきます。
経営者になりたいなら経営の本を読む、技術を磨きたいなら練習に精を出す。
そのために当社では出勤の時間は比較的自由に設定しています。

ここまで若手スタッフについて真剣に考えるのはなぜかというと、僕がお金持ちになりたいからです(笑)
お金持ちになるためには時間や環境を整えて、美容業界を発展させなければ美容師人口は増えていかない。
僕は自分の夢を叶えるために業界全体を見据えて、当社にとってもそうですし美容師という職種にもっと、スポットを当てて評価してほしいという思いを込め、今後も飛躍していく考えです。